
探していたのは、空間にそっと寄り添う気品と美しさ
エトワール ブランシュ 3人掛けソファ ボニータピンク
エトワール・ブランシュ ~時を超えて薫る、優雅なサロンの記憶~
19世紀後半のフランス・ベル・エポック(美しき時代)をルーツとした、官能的なデザインの少し控えめで、上品で、それでいて印象に残るソファ。
見た目だけでなく、全体に調和する一台を探していたあなたへ。
お客様をお迎えするにも、リビングで静かに過ごす日常にも。
確かな存在感を求める方へ。
日々にそっと寄り添う、そんなソファです。

空間の印象を伝統あるデザインで、ドレスアップ
当時の貴婦人たちが集うサロン・ド・テ(ティーサロン)に置かれていた、緩やかなカーブと精巧な装飾を施したサロンソファを、現代のライフスタイルに合わせ、ミニマルな装飾と落ち着いた色調にリファインされた逸品。
可憐でクラシカルな花柄モチーフ。
ボニータ(Bonita)はスペイン語で“美しい”を意味し、優しくあたたかな色調がまるで朝の窓辺に咲くバラのような印象を与えます。
確かな佇まいが空間の品格を整えます。

この奥行が、くつろぎの秘密
このソファの大きな魅力。
それは、座ったときに感じる“奥行きの安心感”です。
幅だけでなく、奥行もしっかりと確保された座面は、身体をあずけると自然と背中が落ち着く、計算されたバランス。
しっかりとした硬さのあるクッションは沈み込みすぎず、ほどよい張りで腰回りをやさしく支えてくれます。

この掛け心地に、身をゆだねたくなる
このソファに腰をかけると、まず感じられるのは、背中や腰をやさしく支えるほどよい張り。
深く沈みすぎることはなく、全身をしっかりと受け止めてくれます。
肘を置いたときのアームの高さや角度も自然で安定感があり、長時間座っていても疲れにくく、心地よくくつろげる設計です。

リラグゼーションのために設計されたアーム
やわらかく巻き込むように立ち上がったアームのフォルム。
手や肘を預ける動作が馴染むのは、このなだらかなカーブと高さの設計によるものです。
縁に沿って施されたシルバーの鋲は、控えめな装飾でありながら、曲線の輪郭を際立たせ、仕立ての精度を印象づけます。

足元のコントラストが全体の印象を締める
全体をやさしく包み込むようなフォルムの中で、最後に視線を引き締めるのが、この脚の存在です。
深みのあるブラウンと、真鍮のゴールド。
異素材の静かなコントラストが、足元に確かな重みと品を添えています。
このソファがただ甘美なだけに終わらないのは、この脚がしっかりとバランスを整えてくれているからなのです。

美しく空間になじむファブリック
華やかな花々を織り上げたジャガード織のファブリックは、光を受けることで、上品な陰影を生み出します。
ピンクを基調にした可憐な色合いが、美しい柄を引き立てながらも、空間にすっと溶け込む印象に。

幅190cmのゆとりある設計は、横になっても、足を上げても快適。
アームの高さも程よく、頭を預ければ、くつろぎの姿勢を自然に支えてくれます。
ソファの上で過ごす時間が、少しずつ、日常の楽しみになっていく…そんな予感がします。

史的背景とストーリー
華やかな宮廷文化と“祝福の光”を纏う、優雅なる継承
この「エトワール・ブランシュ(白い星)」と名付けられたシリーズは、フランスで栄えたロココ様式からネオクラシック様式への移行期に着想を得ています。
華麗なロココの曲線美と、ナポレオン時代以降のシンメトリーで洗練されたネオクラシックの要素を融合させた、優美さと清潔感が同居するデザインです。
ロールアームのアール、ブロンズ鋲飾り、真鍮仕上げの脚先。
その一つひとつが、当時の上流階級の美意識と格式を今に蘇らせるディテールです。
張地に採用された「ボニータピンク」のジャガード織生地は、19世紀後半のフランス貴族のサロン文化を思わせる、可憐でクラシカルな花柄モチーフ。
ボニータ(Bonita)はスペイン語で“美しい”を意味し、優しくあたたかな色調がまるで朝の窓辺に咲くバラのような印象を与えます。

取り外せる座面カバーで、美しさをキープ
座面のカバーはファスナー式で取り外しが可能。
日々の使用による汚れも、気になった時にお手入れいただけます。
※生地の風合いを長く保つため、ドライクリーニングをおすすめしております。
また、座クッションの裏面にはマジックテープを採用。
座った時や立ち上がる際もずれにくく、見た目の美しさと快適さをしっかりと支えてくれます。

適度な反発で、しっかりと身体を支える座り心地
座面は、ややしっかりめのクッション性(硬さレベル:4)。
沈み込みすぎず、長時間座っても腰や背中への負担が少ない設計です。
立ち座りのしやすさも魅力のひとつ。
映画鑑賞や読書、来客時のおもてなしまで、暮らしのさまざまなシーンを快適に支えます。
※座り心地の感じ方には個人差がございます。

快適さと耐久性を生む、こだわりの3層構造
毎日使うソファだからこそ、内部構造にもこだわりました。
本体、そして座面内部は以下の3層で構成されています。
・ウレタンフォーム
適度な弾力で、体をしっかりと受け止めます。
・ウェービングベルト
面で支える構造が、沈み込みを防ぎ、快適な座り心地を保ちます。
・S字スプリング
弾力性と体圧分散に優れ、長時間でも疲れにくく、へたりにくい設計です。
見た目の美しさだけでなく、毎日の心地よさと、永くお使いいただける確かな構造を両立しました。

背面からも、佇まいに品格を
壁付けはもちろん、お部屋の中央に置いても美しい。
エレガントな曲線と織り柄が、後ろ姿にまで気品を宿します。
どの角度から見ても絵になるデザインは、空間の中心にふさわしい存在感を持ち、レイアウトの自由度も広げてくれます。

ひとたび腰をかけると、背筋がすっと伸びる。
でも、どこか心はやわらぐ。
それは、形の美しさだけではなく、座るという行為そのものに、丁寧さを感じるから。
上質な時間は、意外と身近な場所から生まれるのかもしれません。

美意識が息づく、リビングの象徴に
洗練された空間には、選ばれた家具が必ず存在します。
単なる“道具”としてではなく、その佇まいに価値があり、その背景に、文化や時代の気配を感じさせるもの。
19世紀の宮廷文化と現代の静謐な感性が重なり合うこのソファは、置かれる空間そのものを“しつらえる”力を持っています。
読書の時間も、誰かをもてなすひとときも。
家具を超え、空間の記憶に溶け込んでいく一台を、あなたの暮らしに。

